変若水で泳ぐ山姥の日記

をちみずでおよぐやまんばのにっき

日本で見られる最大の猛禽類、オオワシ。

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(西池)

 

琵琶湖のほとりに今年もオオワシが飛来したということで、ようやく行ってきました。

 

通称、山本山のおばぁちゃん。

もう何十年も飛来し続けているそうです。

 

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オオワシは日本やロシアに生息する猛禽類で、羽を広げると2.5mにもなります。国内で見られる最大のワシですね。

 

琵琶湖のブラックバスや、水鳥を捕食します。

 


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水鳥観察センター、楽しいです。写真の剥製は北海道で事故死した個体だそうですが、クリスマス🎄バージョンになってました(笑

 

ここでは遠慮なく鳥トーク🦅できます。

 

職場ですと誰も興味ないし聞いてくれません。

また マニアックなこと言ってるわ、みたいに引かれます。

 

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今年もかぶってオオワシになりきり、観察を続けていらっしゃる職員さんや他の来館者さん達といっしょにオオワシの動向で盛り上がります。

 

山本山に飛来するオオワシには、いまの国内最高齢のおばあちゃんとは別の、初代の個体がいて、その最期についての記事を読みました。

 

弱って4日間エサを獲ることができず、やっとのことで山の雪を食べたのを最期に姿を消した…

おそらく山中で息絶えてカラスの餌になったのだろう(後にオオワシの羽をくわえて飛び去るカラスの目撃あり)との事。

 

寒空の下、最後の力を振り絞って雪を啄ばむ姿が眼に浮かぶようで、なんだかジーンとしてしまいました。

 

その後は野鳥の楽園、水鳥がいっぱい観られるという西池の観察小屋でまったりして、姉川温泉♨️に入って帰路につきました。


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鳥も人間も自然の一部。

 

生まれたものも 人が作ったものも、

形あるもの この世の中に存在するモノやコトは、例外なく形を変えていつかは終わります。

 

それでも

 

いま   存在している。

 

…という瞬間を喜び、感謝し、心穏やかに受け入れつつ、のびやかな日々を送りたいものです(^^)