変若水で泳ぐ山姥の日記

をちみずでおよぐやまんばのにっき

蘭宇氣白神社、三重県松阪市。

自分と同じ名前の神社「蘭」の字を持つおヤシロを巡るシリーズ第3弾。

 

豊田市の「蘭神社」、南木曽の「蘭諏訪神社」、そして今回の松阪市の「蘭宇氣白神社」で最終、むすびとなります。

 

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のどかな山間の村社にしては立派です。

もともと複数あった神社を統合したということですから、広範囲な氏子さん達が協力して守られていらっしゃるのでしょう。

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神社の前には小さな渓流があり、きれいなお水が流れていました。境内は巨木がたくさんあり、よく手入れされているようで、静かで神秘的ながら、明るく、温かく、とても気持ちの良い空気でした。

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「自分と同じ名前の神社ってあるのかな?」

 

というたんなる思いつきでスタートした「蘭神社」巡りは、蘭はアララギであり、スサノオを軸にたくさんの神々と出会う気づきの旅でもありました。

 

蘭はイチイ。神主の勺にも使われるように、宇宙から地球(位山)へと意識が初めて降りた時の依り代であり、受け継いだものを大切につないでいく、伝える事をまちづくりや地域文化継承という形でライフワークとしてきた自分自身のあり方が間違っていない…というか、ごく自然なものだったこと。

 

1300年前にわが土地(養老)へお越しになり「養老」と改元された第44代元正天皇のお心をそこかしこで感じたこと。

 

全てがあめ(天)つち(土)のめぐみに抱かれて、表も裏も尊くいとおしいこと。

 

そんなこんなを大事にしてこれからもいろんな冒険をしていきたいと思います。

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